大会結果

成田・高田・戸賀崎杯争奪大会(2023/4/16)

投稿日:

2023年4月16日(日)

毎日興行アリーナ久喜 サブアリーナ(第2体育館)にて「第21回埼玉県小学生剣道大会久喜剣道連盟選手候補選考会 兼 成田・高田・戸賀崎杯争奪大会」が開催されました。

試合形式は学年別の個人戦トーナメントです。

試合時間は2分。

勝敗が決しない場合は延長戦を行い、それでも勝負が決しない場合は判定で勝敗を分けます。

この大会でベスト4に入った選手は自動的に「第21回埼玉県小学生剣道大会」の強化選手になります。

久喜剣友会からは6年生1人、5年生3人、4年生2人、3年生1人が出場しました。

小学3年生の部

小学3年生の部には永原(大)くんが出場しました。

最近メキメキと力を付けてきている永原くん。

なんと…

優勝:永原 大和

優勝しました!

しかもオール2本勝ち。

1回戦と決勝は1本取られてますが、それでもきっちり2本取る勝負強さが素晴らしいですね。

他の団体の先生も永原くんのことを大絶賛していました。

小学4年生の部

小学4年生の部には粉川くんと大場(鉄)くんが出場しました。

【2回戦(準決勝)】粉川くん(赤)

3月の部内大会でも大きな成長を見せてくれた粉川くん。

1回戦はドウを2本決めて勝ったようです。

得意の抜きドウで先取しました!

二本目も相手が胴で抜けたところをすぐさま追い込んで飛び込みメン。

素晴らしい一本でした。

【決勝戦】 大場(鉄)くん(赤) 対 粉川くん(白)

決勝は大場(鉄)くんと粉川くんの同門対決です。

大場くんも1回戦、2回戦ともにメンを2本取り、ストレートで決勝まで上がってきました。

2人とも決勝まで2本勝ちで勝ち上がるなんてすごいですね。

粉川くんは全く下がらず、前に前に打って出ます。

粉川くんのペースに飲まれず、冷静に機会を見て技を出す大場くん。

このメンはいい機会を捉えましたが惜しくも一本にならず。

お互い間合いを切って仕切り直した瞬間、大場くんがメンに飛びました。

これが決まってメンあり。

二本目、粉川くんは取り返そうと積極的に打って行きますが、大場くんが出鼻を捉え出します。

粉川くんが抜きドウに出ようとしたところを、一瞬早くメンに捉えました。

大場くんの2本勝ちで勝負あり。

優勝:大場 鉄平

準決勝:粉川 夏輝

この結果は先生方も大変喜んでおられました。

小学5年生の部

小学5年生の部には、平良くん、仙田くん、大場(千)さんの3名が出場しました。

【一回戦】平良くん(白)

今までは打たれるのを怖がって技が出せなかった平良くんですが、3月の部内大会では別人のように前に前に打って出ていました。

今回の試合でも自分から積極的に技を出していました。

相手が下がったところを追い込んでメン!

惜しくも一本にはならず。

しかし相手の選手、構えた姿勢から一拍子で技が出せるので強いです。

出コテあぶねぇぇぇぇぇ。

拳でしたがタイミング的には一本でもおかしくなかったです。

相手選手がだんだん出鼻のタイミングを掴み始めました。

何度か相手に旗が一本上がる場面がありました。

メンに出ようとしたところに出コテを決められました。

これは完璧に捉えられました。

その後時間切れで一本負け。

惜しくも初戦敗退でした。

【一回戦】仙田くん(白)

冷静に相手をよく見て技を出せる仙田くん。

序盤から惜しい技もあり優勢に見えました。

振り返り際の引きメンなどいい技が出ていました。

実力はほとんど互角ですが、仙田くんの方が色々な技を出している印象でした。

ただ、前に打って出る技が全て同じタイミングなのでお互いに技が決まらない。

打つタイミングを変えてみるとか、相手より早く仕掛ける等、もっと工夫が出来たら良かったと思います。

延長でも勝負がつかず判定に。

個人的には仙田くんの方が色々な技を使っていましたし、惜しい技もいくつかあったので仙田くんだと思いましたが、

2-1でまさかの判定負け。

惜しくも初戦敗退でした。

【一回戦】大場(千)さん(白)

久喜剣友会のエース的存在の大場(千)さん。

以前は試合になると慌ててしまうところがありましたが、最近は落ち着いた試合運びが出来るようになってました。

開始早々メンを決めました。

一瞬打って出るフェイントを入れて相手が防御姿勢から構え直したところに飛び込みメン。

これは決まらなかったけど非常に惜しかったです。

打つ打たないの試合の駆け引きも確実に身に付いてきています。

相手のメンを受け止めてすぐ引きドウ。

打ちが軽く一本にはなりませんでしたが、高校生が使うような難易度の高い技も使ってることに驚きました。

素早く間合いを詰めて飛び込みメン。

これが決まって二本勝ち。

危なげなく初戦突破です。

【二回戦(準決勝)】大場(千)さん(白)

大場さんは技を打ち切って、打った後もしっかり決め切るのが素晴らしいですね。

試合では打ったら審判にアピールすることも大切。

久喜剣友会の子でこれが出来るのはまだ大場さんだけですね。

仕切り直した後、メンを決めました。

相手より早く仕掛けが出来ています。

二本目。

相手の選手が大場さんのメンに対し出コテを狙ってくるようになりましたが、大場さんは臆することなくメンを打ちこみます。

二本目は相手がコテに来るところを先にメンに捉えました。

相手がコテを狙ってるとメンを打つのはかなり勇気が要ることですが、大場さんはメンにかなり自信があるのでしょう。

二本勝ちで決勝進出です。

【決勝戦】大場(千)さん(白)

決勝戦は1回戦で平良くんを破った選手。

構えた姿勢から一拍子で技が出せる強豪選手です。

相手の選手は出鼻のタイミングが上手く、大場さんが打って出ようとしたところにメンやコテを合わせてきます。

相手選手が何度かけん制して出コテを出していましたが、大場さんが思い切ってメンを打って出ました。

これはメンだと思いましたが惜しくも有効打突にはならず。

その後も相手選手はコテを中心に攻めてきます。

自分から間合いに入ったところに手元を上げてしまい出コテを捉えられました。

二本目。

相手が引き技で下がったところを追い込んでメン。

これ、完璧に捉えたと思ったんですが惜しくも一本にはならず…。

その後も積極的に攻める大場さん。

しかし相手選手もかなりの試合巧者で、出頭に技を打ち込んできます。

最後は相手選手が一旦間合いを切り、大場さんを間合いに引き込んで鮮やかに出コテを決めました。

これは上手い。

決勝戦に相応しいレベルの高い試合でした。

準決勝:大場千代

一回戦:平良剣人

一回戦:仙田遥一

小学6年生の部

小学6年生の部には永原(凜)さんが出場しました。

【一回戦】永原(凜)さん(白)

ここのところ調子を落としているように見受けられる永原さん。

打つ前に反動を付けたりする癖がついてしまったようで、出遅れて出鼻を打たれることが多いのが気がかりです。

やはり初太刀で出遅れてメンを先取されました。

二本目。

相手のメンに対し返しドウ。

抜きドウが得意な永原さんですが返しドウを打ちましたね。

一本にはなりませんでしたが新しい技を使いましたね。

しかし相手の選手、メンが早くて強いです。

二本目も構え合った姿勢から相面で負けました。

残念ながら初戦敗退でした。

永原さんの相手の選手、優勝してますね。

どうりで強い訳だ…。

しかし懸念していた出遅れが顕著に出た試合だったので、どうして出遅れてしまうのかを分析してみました。

まず蹲踞から立ち上がったところです。

この時永原さんはまだ打てる足が出来ていませんね。

相手の選手はすぐ一歩前に出て足を作っています。

お互いに打ち気になっていますが、永原さんはこの時全体重が右足にかかっています。

相手の選手はすでに全体重が左足に乗っています。

左足に重心を移しますが相手の選手はもう打ってきています。

永原さんの体重が左足に乗った時には、既に相手選手は振り下ろしています。

出遅れました。

二本目も分析してみます。

構えた姿勢から

やはり打ち気になると右足に全体重が乗っています。

体は前傾していますがここからでは届きません。

相手の選手はこの時点で左足が作れています。

届かないので左足をついで体重を移しました。

相手の選手は左足の位置が変わっておらず、もう打つ体勢に入っています。

出遅れました。

やはり足ですね。

重心移動や体重移動は大人でも悩む部分ですが、子供は感覚的にこれを身につけないと一拍子で打てません。

今後の指導に役立てたいと思います。

試合結果

【小学3年生の部】

優勝:永原 大和

 

【小学4年生の部】

優勝:大場 鉄平

準決勝:粉川 夏輝

 

【小学5年生の部】

準決勝:大場 千代

一回戦:平良 剣人

一回戦:仙田 遥一

 

【小学6年生の部】

一回戦:永原 凜

選手の皆さん、お疲れ様でした。

審判・監督の先生方、保護者の皆様、ご協力ありがとうございました。

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