第65回 久喜地方青少年健全育成剣道大会

2025年11月16日（日）

毎日興業アリーナ久喜(久喜市総合体育館) サブアリーナ（第2体育館）にて「第65回 久喜地方健全育成剣道大会」が開催されました。

この大会は、久喜市・白岡市・蓮田市の青少年を対象に、剣道の正しい普及や心身の鍛錬、相互の親睦を深めることを目的とした大会です。
未来を担う子どもたちの健全な成長を願って、毎年実施されています。

試合は「小学生基本錬成の部」から「高校・一般の部」まで幅広く行われ、地域で剣道に励む多くの剣士が交流を深める場にもなっています。

久喜剣友会からもたくさんの子供たち、先輩・先生方が出場しました。

この大会の試合結果をご報告します。

個人戦　小学生基本錬成の部

荻野 彩花梨　2回戦（1回戦突破👏）
石塚 雄希　　1回戦
堀口 杏　　　1回戦
生沼 岳　　　2回戦（シード）
坪井 雪柑　　2回戦（シード）
中立 直子　　2回戦（シード）
泉 祐羽　　　1回戦

基本錬成組は全員これがデビュー戦。
どの団体の子も基本がしっかりしており、とても上手でした。

当会の子供たちは初めての試合で緊張していたのでしょうか？
動作は上手なのに、今一つ元気が感じられず勝ち上がれませんでした。

もっと大きな声を出していたら、きっと勝てていたと思います。
基本はとにかく大きな声で元気よく！

個人戦　小学3年生以下の部

大場 千紗　3位🥉
坂田 賢星　2回戦（1回戦突破👏）
荒井 咲穂　2回戦（シード）
仲沼 佑紀　2回戦（1回戦突破👏）

小学生3年生以下の部では、大場千紗さんが3位に入賞しました。
坂田くんと仲沼くんも初戦をしっかり勝ち、それぞれの頑張りが結果に表れました。
この代は粒揃いなので、今後の成長がとても楽しみです。

個人戦　小学4年生の部

平良 真由　ベスト8✌
長濱 正宗　2回戦（シード）

小学4年生の部では、平良真由さんがベスト8に入賞しました。

個人戦　小学5・6年生の部

大場 鉄平　優勝🏆
永原 大和　ベスト8✌
仲沼 実咲　　1回戦
中立 智子　　3回戦（2回戦突破👏）
荒井 洸輔　　2回戦（1回戦突破👏）
荻野 陽依梨　3回戦（2回戦突破👏）
堀口 葵　　　1回戦
坂田 愛実　　1回戦

小学5・6年生の部では、大場鉄平くんが優勝。
永原 大和くんがベスト8に入賞しました。
団体戦メンバーの荒井くん、中立さん、荻野さんも初戦を突破し、これまでの取り組みが少しずつ結果として表れるようになってきました。

個人戦　中学1年生　男子の部

渡邉 翔大　3位🥉
平良 剣人　3位🥉

中学1年生男子の部では、菖蒲中の渡邉翔大くんと、久喜中の平良剣人くんがそれぞれ3位に入賞しました。

個人戦　中学1年生　女子の部

大場 千代　優勝🏆
北澤 希美　3位🥉

中学1年生女子の部では、久喜中の大場千代さんが優勝、北澤希美さんが3位に入賞しました。

団体戦　中学生男子

久喜中学校　3回戦
中堅：平良 剣人

菖蒲中学校　2回戦（シード）
中堅：渡邉 翔大

団体戦　中学生女子

久喜中学校　優勝🏆
次鋒：北澤 希美
大将：大場 千代

中学生女子団体の部では、久喜中学校が優勝しました。
1年生ながら大将を務めた大場千代さんは、決勝で長身の2年生大将を相手に堂々の2本勝ち✌
素晴らしい試合内容でチームの優勝を確定させました。

個人戦　高校・一般　女子の部

小山 聡美 　先生　優勝🏆
小山 日奈多 先輩　準優勝🥈

高校・一般女子の部では、決勝でまさかの 親子対決 が実現しました。
お母様の小山聡美先生と、娘さんの小山日奈多先輩。

来年成人式を迎える現役バリバリの大学生と、「二度目の成人式」を迎えたおばちゃん剣士の対決。
普通に考えれば、体力もスピードも大学生の方に分があるでしょう。

上段の構えの聡美先生に対して、日奈多先輩が初太刀で鋭い突きを放ち宣戦布告。
公式戦でのガチンコ親子喧嘩。
その後、日奈多先輩が見事な引きメンを先取しましたが、終了間際に聡美先生が完璧なコテを取り返し、勝負は延長戦へ。

延長では、日奈多先輩のメン返しメンに、聡美先生が思わず「やられた～」とリアクションする場面がありましたが、審判の旗は上がらず一本にはなりませんでした。
試合が長引けば体力面では聡美先生が不利。
それでも親子それぞれの意地がぶつかり合い、三度目の延長戦に突入しました。

そしてついに…

聡美先生がコテを決め、劇的な逆転勝利！

閉会式でも、この試合は審判長の先生から「素晴らしい試合だった」とお褒めの言葉をいただきました。

いや～実に見ごたえのある親子喧嘩…じゃなくて親子対決でしたねー。

試合後、日奈多先輩は悔しさをにじませていましたが、今回は頑張ったお母さんに花を持たせてあげましょう。
聡美先生が公式の試合に出場するだけでも素晴らしいことだと思いますし、ここまでの試合を見せてくれたことが称賛に値します👏

個人戦　高校・一般　男子の部

春山 卓斗 先輩　準優勝🥈
鈴木 飛来 先輩　ベスト8✌
長濱 崇 パパ　2回戦（1回戦突破👏）

高校・一般男子の部では、春山卓斗先輩が準優勝。
鈴木飛来先輩がベスト8に入賞しました。

長年のブランクを経て剣道を再開された長濱パパも見事一回戦突破しました👏

小学生団体の部

昨年、悲願の優勝を果たした小学生団体戦。
今年もこの大会での二連覇を目標に、さまざまな錬成会に参加し、指導者の先生方と共に一年間努力を積み重ねてきました。

団体メンバーは下記の通り。

※（）内の数字は学年

結果は…

1回戦　シード

2回戦　栗橋雄武館さんに勝利（2勝2敗・本数勝ち）

3回戦　蓮田市城剣友会さんに敗退（1勝2敗）

残念ながら、二連覇の夢は叶いませんでした…😭

個人戦では団体メンバー全員が順当に勝ち上がり、「これはいける！」という手応えもありました。

大将には、個人戦（小学5・6年生の部）で優勝した大場鉄平くんが控えています。
先日の「第23回 埼玉県剣道大会（小学生の部）」では、大将戦・代表戦で勝利し、久喜剣道連盟チームを3位に導いた立役者でもあります。

絶対的大将 が控える、心強いチーム。
大将戦まで繋げば、大場くんが必ず勝ってくれる。
大場くんからも「自分が絶対にチームを勝たせる！」という静かな闘志と覚悟を感じました。

しかし、いざ団体戦が始まるとチームワークが悪く、思うような試合運びができませんでした。
2回戦は本数差で競り勝ったものの、初戦から苦しい内容でした。

3回戦の蓮田戦では、全員が自分より下の学年の選手が相手。
にもかかわらず、ポイントゲッターの先鋒・次鋒が取り切れず引き分け。
中堅・副将が奮闘するも競り負け、大将に繋ぐことができませんでした。

個々の力はあるはずなのに、どうしてこんなにもチームワークが悪いのか…。

団体戦は チームが勝つこと が最重要であり、個人の勝敗は「結果の一部」にすぎません。
自分勝手に試合をして「勝った、負けた、引き分けた」

・勝てなかったから悪い
・負けた人が悪い
・負けなかったから良い
・負けなかったから悪くない

そのような考えでは、チームはまとまりません。

今回の敗因は、各ポジションの選手が「自分の役割」を十分に果たせなかったことにあります。
そもそも自分の役割を理解しているのかも怪しいところですが…。
そこを教え切れなかったのは、指導不足だったと思います。

チームが勝つための試合運びや、チームワークをどう作るかが今後の課題です。
そのためには、日々の稽古や錬成会・試合の中で、選手自身が自分の頭で考えて学んでいく必要があります。

この悔しさを忘れず、また一年かけて力をつけ、来年こそ必ずリベンジしましょう！

集合写真

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選手の皆さん、お疲れ様でした。

審判・監督の先生方、保護者の皆様、大会関係者の皆様、ご協力ありがとうございました。